図書委員のおススメ本紹介 (図書館だより 令和4年 冬号 より)

『殺戮の天使』(木爾チレン著/真田まこと原作/negiyanイラスト) H.S

  この本のあらすじは、ビルの地下室で目覚めた少女と外に出ようとする殺人鬼の話。殺人鬼は“地上に出たい”少女は地上に出たら私を“殺して”と約束する。そんな2人の前に各階の刺客が現れる。

ジャンルはサイコホラーで、元々はゲームマガジンさんからのゲーム作品でした。それが人気と話題を呼びノベライズされたのが今作。ゲームが苦手な人でも作品を小説で楽しく知れます。

この2人の不思議で奇妙な約束が各フロアを重ねるごとに固く頑丈なものに変わっていくのがおもしろい見どころです。

ぜひ読んでください。

 

『ひるなかの流星』(ひずき優【著】/やまもり三香【原作】) L.L

私がおすすめする本は元々漫画で、映画にもなった「ひるなかの流星」です。私が多くの本の中から、この本を選んだ理由は、シチュエーションがイメージしやすく、読んでいる時に、どきどきが止まらなくて、つい続きが気になってしまう本だからです。自分は本を読むのが苦手で、借りてみて、続かないと思っていたら、数日で読み終わってしまいました。恋愛ストーリーが好きな人には特におすすめなので、読んでみてください。

 

『農薬毒性の事典』(植村振作著) M.Y

  僕がおすすめする本は、植村振作さんの「農薬毒性の事典」です。この本は、たくさんの農薬の製造や農業の資料なども詳しくのっていました。その他に、家の中で、使われている危険な薬剤を知ることができます。農薬だけでなく、法律や、農薬の輸入、農薬登録のしくみ、毒性に関する用語や、ヒトに対する毒性の発現などたくさん詰め込まれています。農薬や毒に興味がある方はぜひ読んでみてください。

 

『鉄の骨』(池井戸潤著) K.M

僕がおすすめする本は、「鉄の骨」です。この本は、一松組という会社の、建設工事というストーリーがかかれている本です。例えば、工事をするための入札の準備や内容を明かしていて、ストーリーを想像して読むと、楽しくなる本です。

 

『あの冬、なくした恋を探して』(いぬじゅん著)  K.N

 少し肌寒くなってきた今にぴったりの作品なので、見かけたら読んでみてください。

私は、この作者さんの冬シリーズが好きで、冬シリーズを集めているときにこの本に出合いました。あらすじは高校時代に最愛の恋人と突然別れて10年、仕事一筋で生きてきた玲菜。ある日、親友に無理やり連れられた婚活パーティーで容姿端麗な青年、ハルに出会う。しかし、「君は性格がブスだ」と言われてしまう。そして、ハルは「君の性格を僕が変えてあげる」と言う。そして玲菜になぜかクロネコのぬいぐるみを手渡す。このクロネコは一体?気になる方はぜひ読んでみてください!私はこの作品を読んで、クロネコの正体を知ったときに驚きもあったし、切ない思いもしました。一度読み始めると止まりません。それがこの作者さんのいい所なので、ぜひこの作品も他の作品も手に取ってみてください。